ふぐちり鍋(てっちり)
たくさんある鍋料理の中でも、特に高級料理として知られている鍋料理といえば、やはりふぐを入れた「ふぐちり」、「てっちり」と呼ばれる料理でしょう。
ふぐ料理の中でも代表格のひとつである「ふぐ鍋」は、海鮮の鍋料理全般につけられる「ちり」をつけた「ふぐちり」と呼ばれるのが一般的ですが、関西地方を中心とした地域では「てっちり」とも呼ばれています。
てっちりの語源は割と有名ですね。
ふぐは「最もあたると怖い食材」として知られており、そこに「鉄砲」を充てて、鉄のちり鍋、略して「てっちり」というようになったと言われています。
そんなてっちりですが、基本的には水炊きの要領で、昆布でダシを取った味のほとんどないスープを土鍋で作り、そこにふぐの切り身、骨、野菜を入れて煮込むというものです。
つけダレにはポン酢を使用する事が多く、実質的にはふぐの水炊きといった感じです。
昔、江戸風のふぐ鍋としてすき焼き風の味付けをする鍋料理もありましたが、ふぐの淡白な味と合わないことから、近年ではほとんど用いられていない料理法となっています。
ふぐちり、てっちりの特徴は当然、ふぐに集中します。
ふぐという高級食材を使用しているので、当然家庭ではなかなかいただく事はできませんし、外食でも、料亭など非常に高級な場所でないとお目にかかれないというのが一般的な概念としてあります。
実際、ふぐを食材として取り扱うには、免許証が必要というのは有名な話で、それが一番の理由であまり食する事ができない鍋料理となっています。
当然、値段も非常に高いですね。
この鍋料理の目玉としては、締めの雑炊、すなわちふぐ雑炊が挙げられます。
ふぐの味はかなり上品なので、女性にはお勧めの一品です。